コーチクエストの利用準備

コーチクエスト導入前に行う事前準備ガイド

本記事は、コーチ・先生・管理者のみなさまがスムーズにコーチクエストを導入できるように、最短ルートでの準備手順をまとめたものです。以下の4つを順に進めれば、そのまま運用開始できます。


利用するクラス・部活を決定する

まずは導入対象を明確にします。学年・クラス・部活動単位で決定してください。また開始時期をずらすと、初期対応の負荷を抑えられます。

チェックリスト

  • 導入対象:学年/クラス/部活(例:2年A組、サッカー部)
  • 人数規模:生徒数・顧問数・コーチ人数
  • 開始日:体験期間の有無、正式運用の開始日
  • 目的:学習計画管理/目標管理/面談記録/大会前のタスク管理 など
  • システムご利用管理者(窓口)とサブ管理者の指名

利用するデバイスや利用する機能を確認する

事前に「誰が・どの端末で・何をするか」を決めておくと、導入初日の混乱を防げます。

デバイス要件(目安)

  • 生徒:スマホ(iOS/Android)またはPC(Chrome/Edge最新)
  • 先生・コーチ:PC推奨(管理・一覧操作がしやすい)
  • ネット環境:学校Wi-Fiまたは各自モバイル回線

よく使う機能の割り当て例

役割 主に使う機能 初期設定で決めること
管理者 組織設定/クラス作成/一括登録/権限管理 クラス名規則・表示名、学年区分、権限ロール
先生・コーチ 目標テンプレート配布/面談記録/進捗確認 週次・月次の運用サイクル、記録項目
生徒 目標設定/提出/自己振り返り/連絡確認 初回ログイン手順、提出締切、ルール

申込及び一括登録名簿を準備する

初回ユーザー作成は一括登録が可能です。Excelで名簿を整備してCSV化し、インポートします。

もしくは、利用するクラス・部活毎にQRコードを発行し、初期登録から生徒自身に行っていただくことも可能です。

名簿テンプレート(列例)

名簿一括登録を行う場合は、以下の情報を専用フォームで準備いただきます。専用フォームは担当よりご案内いたします。

  • class_name(クラス/部活名)
  • student_name(氏名)
  • student_email(メール)
  • student_id(学籍番号など任意ID)
  • role(student/teacher/coach/admin)
  • tag_groups(任意:ポジション・学年などのラベル)

他の先生たちに通達する

導入開始前に、目的・役割分担・初回スケジュールを共有します。メールまたは電話やオンライン会議で担当者と確認をしてください。ご案内文章はこちらで準備をしておりますので、担当者より受け取っていただき、必要に応じてカスタマイズしてください。

通達(メール)テンプレート

件名:【コーチクエスト導入】事前準備のお願い(◯年◯組/◯◯部)

各位
下記の通り、コーチクエストを◯月◯日(◯)より運用開始します。
初回はクラス(部活)単位でパイロット導入後、全体展開します。

■目的
・目標設定と進捗の可視化、面談記録の一元管理

■初回スケジュール
・◯/◯(◯) 職員向け説明会(15分)
・◯/◯(◯) 生徒初回ログイン+操作ガイダンス(各クラス10分)

■事前準備(先生)
1)各クラスの端末環境確認(PCまたはスマホ)
2)初回ログイン用の生徒リスト配布(当日配布)
3)週次の提出締切(例:毎週金曜17:00)の確認

■問い合わせ
・管理担当:◯◯(内線:◯◯、メール:◯◯)

ご協力よろしくお願いいたします。

導入初日の段取り(5分版)

  1. ログイン手順配布 → 初回ログイン(2分)
  2. 今日の目標テンプレ配布 → 1項目入力(2分)
  3. 提出・確認(1分)

よくある質問(先生向け)

生徒の端末が混在していても大丈夫?

PC/スマホの混在で問題ありません。ブラウザはChrome/Edgeの最新版推奨です。

提出の締切やリマインドは?

週次締切を決め、授業前日に口頭+掲示、締切前にアプリ内リマインド(可能なら)を設定すると定着が早いです。


導入のコツ:「小さく始めて素早くフィードバック」→「テンプレ固定化」→「全体展開」。この順で進めると、短期間で運用が安定します。